あしなが写真倶楽部 撮影レッスン ステップ4




縦位置での撮影



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カメラは横位置で撮影するように設計されています。これは人間の視野が縦に比べて、横に広く、横位置の写真のほうが自然に見えるからです。しかし、人物撮影に関していえば、縦位置の写真も頻繁に撮影する必要があります。 これはもちろん人間が立って歩くからです。そして、縦位置の写真を撮るためには、カメラも縦に構える必要があります。


しかし、横位置で撮るように設計されているカメラを縦に構えることは簡単ではありません。右のカメラマンのように、多少無理な姿勢で構える必要があり、疲れるし、手ブレもし易い。何か良い方法はないのでしょうか。


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実はプロ用のフラッグシップモデルには、縦位置撮影用に、シャッター(ボタン)が二つ付いています。そしてほとんどのデジタル一眼カメラには、"バッテリーグリップ"という部品を追加することにより、縦位置撮影用のシャッター(ボタン)を追加することができます。もし、頻繁に人物を撮影されるのであれば、バッテリーグリップを購入されることをオススメします。 これがあれば、縦位置の撮影でも、カメラを90℃回転させるだけで、横位置と同じように撮影することができます。





練習セッション F
縦位置の作品を三分割法で制作してみる





さあ、それでは実際に構図の三分割法を使って縦位置の作品を撮ってみましょう。バッテリーグリップを装着していないカメラの場合、縦位置での撮影は手ブレしやすいので、縦に構える練習をしてからチャレンジしてみて下さい。


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1) 背景として適当な場所を選びます。ISOを400、Aモードにして、絞りは解放状態。ズームレンズの焦点距離を中望遠にして、できるだけ被写体に近く寄ります。


2) もしファインダーやLCDモニターに三分割法のガイドラインやグリッドが表示できるのであれば、表示します。ファインダーを見ながら、主題(モデルやお花など)をガイドライン上に配置(動いて頂く)します。背景とのバランスを見ながら、カメラマン側でも微調整を行います。


3) 構図が決まったら、ファインダーを見ながらAFポイントを動かして、モデルであればカメラに近い方の目に、お花などであれば、花の中心に合わせます。ピントが合焦したら、即パシャリ! モデルの撮影であれば、瞬きをする場合がありますので、同じ構図で2、3枚撮影をしておきます。


4) 撮影した画をLCDモニターで確認します。縦位置の撮影は、水平方向の距離が短く、傾きやすいので、傾きのチエックも忘れずに。


5) 撮影の練習でモデルの方がいらっしゃる場合。全身の写真を撮る練習をしましょう。全身写真はファッションの撮影では必須。 頭の先から、靴の先までを写真の枠に収めて、なおかつモデルの目にピントを持ってくるのはかなりの練習が必要です。 


また、撮影の姿勢ですが、片膝立ちなどの低い位置からの撮影が望ましいです。モデルの方はカメラマンと比べて、身長が低い方も多く、低い位置から撮影することで、モデルのスタイルを良く見せることができます。




その他 知っておきたい知識



1) ISO その2
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繰り返しになりますが、ISOは感度と言って、イメージセンサーからの信号を増幅するボリュームの数値です。たとえば体育館でのバスケやバレーボールの試合を撮影する場合のことを考えてみましょう。選手やボールはかなりの早さで動いているので、撮影にあたり、1/500 - 1/1000のシャッタースピードが必要です。おまけにコートの中で撮影できる訳ではないので、望遠レンズが必要。しかし、望遠ズームだと、絞りの最大値がF5.6程度のレンズが多いことも事実です。撮影におけるカメラ設定の優先順位としては、シャッタースピード、絞り(もちろん解放)、それでも画像が暗い場合、ISOを3200、6400、12800と上げて対応します。


ISOを上げると、イメージセンサーの信号は増幅されますが、同時にノイズも増えてしまいます。なので、あまり美しい画にはなりません。また、各カメラメーカーは、ISOが高い設定でもノイズが少ない機種の開発にしのぎを削っていますので、新しく発売されたモデルのほうが、ISOを高く設定する場面での撮影では有利です。また、後述にもありますが、ゆわゆる「フルサイズ」規格のカメラだと、高いISOで撮影をしても、あまりノイズが目立ちません。


逆に、屋外での撮影の場合はISOを100又は200で撮影をしたほうが、画質はキレイになります。(過去数年以内に発売をされたカメラであれば、ISO400まではほぼ良好な画質で問題なく撮影できます。)




2) RAWデータのデジタル現像処理とリタッチ
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「クリエイティブ」と呼ばれる写真のプロはRAWデータにて写真を撮影しています。それは、撮影の後、現像処理と、必要に応じてリタッチ等の処理を行い、納品をする必要があるからです。 RAWデータで撮っておけば、ホワイトバランスや色調、露出もある程度までは現像処理の段階で変更が可能です。そのかわり、PC上で現像処理のソフトウェアを使って、撮影の後処理を行う必要があります。


また、現像処理後、さらにリタッチのソフトウェアを使うことにより、肌の調子や、顔の各パーツまで調整をすることも可能です。お客さまによっては、このような修正を望む方もいらっしゃいます。




3) デジタル一眼レフカメラの規格について
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一般のデジタル一眼レフカメラが「APS-C」で、プロモデルが「フルサイズ」とお考え下さい。この名称はイメージセンサーのサイズに由来します。


APS-Cのセンサーは 23mm x 15mm = 345㎟
フルサイズのセンサーは 36mm x 24mm = 864㎟
従って、フルサイズカメラのイメージセンサーは、APS-Cカメラと比べて、2倍以上、大きい。そのため、設計に余裕があり、ノイズが少なく、明るい光から暗い光まで、捕らえることができる範囲が広い。ゆわゆる「高画質」な訳ですね。


また、レンズについても、それぞれの規格で設計されています。APS-C用のレンズはフルサイズのカメラに付けることはできません。フルサイズ用のレンズはAPS-Cのカメラに付けることができますが、APS-Cのカメラに付けると焦点距離が望遠側に1.5倍シフトします。つまり、同じ50mmのレンズを付けても、APS-Cのカメラはフルサイズのカメラに75mmのレンズを付けた場合と同じ写りになります。


一般的に、フルサイズのカメラ・レンズ共に大きく、重く、そして高価。これはイメージセンサーが大きいため、それに合わせて、レンズもミラーも、シャッター幕も大きくなり、それに合わせてすべてのパーツで強度と耐久性が要求されるためです。プロがフルサイズのカメラを使うのは、対価を頂くにあたり画質が求められるから。逆に趣味で写真を撮られている方であれば、APS-Cのカメラのほうが小さく、軽く、購入費用も安いので、向いていると言えます。 


カメラは道具であって、それを使う方の知識、技術と美術的なセンスのほうがはるかに重要です。 美人図鑑 写真撮影教室でプロローグからレッスン4をマスターされたあなたは、APS-Cのカメラで撮ったとしても、カメラが好きでフルサイズ機を買ってしまったカメラオタクの方よりもはるかにすばらしい作品を制作できます。



レッスンを進めるにあたりまして





美人図鑑 写真撮影教室 プロローグからレッスン4までの受講、お疲れさまでした! あなたの写真撮影の腕は以前と比べ物にならないくらい上達しました、おめでとうございます。 ここから先はライティングのお話や、夜間の撮影など、さらに高度な内容になります。 そのため、レッスンを進めるにあたりましては、下記のような三脚や照明機器などが必要となります。
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撮影レッスン お一人さま 6,000円(税込み)

- プライベートレッスン 1.5時間
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- 東京・もしくは横浜での開講となります。関西など、他の地方での開講も可能です、下記フォームよりお問い合わせ下さいませ。
- 当日のレッスン内容は、お客さまのご希望、経験、機材などにより判断、最適な内容で実施させて頂きます。

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